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【建築用語から生まれた言葉】

『いの一番』
【意味】真っ先。一番目。最初。
【語源】
柱の番号が語源。
昔、家の図面は板に書いていました。その時、柱の位置は点で示し、縦方向に「い、ろ、は、・・・」、
横方向に「一、二、三、・・・」という風に「番付」と呼ぶ符合をつけていました。
そして、一番最初に建てられたのが「いの一番」の柱だったことからこの言葉が生まれました。

『卯達があがらない』
【意味】地位、生活がよくならない。ぱっとしない。
【語源】
〈1〉卯達は屋根のついた小さな壁で隣家との境界に防火壁として取り付けたられたもの。
卯達は大変高価だったので、後に自分の財力をアピールする装飾的意味合いが強くなり競い合う
ように造られるようになりました。ここから転じて出世しないという意味になったという説。
〈2〉柱の上にある屋根を支えるための横木(梁)と屋根の骨組みの一番高い所にある棟木の間に
建てる柱を「うだち」と言い、この「うだち」が上から押さえつけられているように見えることから
生まれたという説。
〈3〉掘り井戸などの周囲を石で積み上げる時、一番下の土台として組む枠を「うだつ」と言い、「うだつ」
は年中下積みとなっていることからという説。

『几帳面』
【意味】真面目。きちんとしたさま。規則正しい。正確な。
【語源】
木材の細工法から生まれた言葉。
「几帳」とは、平安時代に使われた間仕切り用の布製の屏風のこと。
寝殿造りでは間仕切り壁がほとんどなく、御簾(みす)、壁代(かべしろ)などで小さなスペースに
仕切っていました。そのさらに内側に立てられたのが「几帳」です。
その「几帳」を支える細い柱は、角を面取りして鋭角に削り、その両側に刻みが入れてありました。
この面取り法を「几帳面」といい、とりわけ正確な技術が必要とされたため、転じて今日のような
意味になったそうです。

『結構』
【意味】優れていて欠点がないさま。満足なさま。
【語源】
中国の建物の組み立て具合をさす言葉が語源。
この言葉が日本に入ってきた最初の頃は、中国同様、建築物の構築が素晴らしいことを褒める時に、
「見事な結構だ」という風に使っていました。
それがだんだん短縮され「結構」というだけで「素晴らしいこと」を意味するようになりました。

『子は、かすがい』
【意味】子供は夫婦の仲をつなぎとめてくれる。
【語源】
両端が折れ曲がった金具、「鎹(かすがい)」が、木材同士を堅く繋ぎ止める役割をすることから、
喧嘩して仲が悪くなった夫婦でも、子供への愛情からつながりを保たれ、うまくいくようになることが
という意味で使われるようになりました。
ちなみに、この鉄に送ると書く「鎹」という文字は日本だけの漢字です。

『埒(らち)があく』
【意味】物事の区切りがつく。片がつく。
【語源】
埒とは、馬場の周囲の柵や、しきり、低い垣のこと。
埒が開くことは仕切り、障害物が取り除けられることなので、そこから物事の片がつくという
意味になりました。

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『叩き上げ』
【意味】苦労を重ねて腕を磨き一人前になった人のこと。
【語源】
「三和土(タタキ)」を作る時、生半加な叩き方ではいい土間が完成しなかったことから
生まれたそうです。

『束の間』
【意味】わずか。ちょっと。
【語源】
束とは、一般的に、短い柱のことを言います。国語辞典には4本の指で握った長さとあります。
これより、「わずか」「ちょっと」を表すようになりました。

『建前』
【意味】表立った方針。
【語源】
家を建てる時、基礎の上に柱・梁・棟など主な骨格を組み立てる
「上棟式」のことを大工さん達の間では「建前」と言います。
そこで「建前」が済めば大体どんな家が建つのかわかるため、
「建前」は表立った方針を意味するようになりました。

『柿(こけら)落とし』
【意味】新築または改築した劇場や映画館で行われる初めての興行。
【語源】
「こけら」とは木材を削った時に出てくる切りくずのこと。
昔の芝居小屋の屋根は板葺きでできていたので、
芝居小屋の新築や改築工事の最後に、屋根などの「こけら」を払い落としたことから、
完成後初めての興行を「こけら落とし」というようになったそうです。

『羽目をはずす』
【意味】調子に乗りすぎて度をこすこと。
【語源】
(1)羽目とは、板を並べて張ること、又は張ったもののこと。
このきちんと並べてきれいに張った羽目ををはずしてしまうと台無しになってしまうことから
生まれたという説。
2)荒馬の口にはめる縄のことを羽目と言い、羽目をはずすと馬が暴れ出すことから
生まれたという説。

『大黒柱』
【意味】家や団体の中心となり、支えになっている人のこと。
【語源】
大黒柱は、家の中央にあって、最初に建てる柱のこと。
民家では土間と床上部との境にある特に大きな柱をさします。ここから転じて生まれた言葉です。

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